インターネットの始まり
もはや生活には欠かせないものになったインターネットは、どのようにしてできたものなのでしょうか。その起源は、アメリカ国防省が研究に取り組んでいた ARPAnet というネットワークが元となっていて今から30年近くも前にできたものです。この研究の目的は、外国からの核攻撃に備え、コンピュータが持つ情報を1ケ所に集中管理するのではなく、ネットワークの各所に平等に分散させ、安全性を確保することにありました。この「分散させること」が今でもインターネットの大きな特徴となっていて、つまり、インターネットには中心となるような特別な施設や機関はどこにも存在しないのです。インターネットに接続する全てのマシンは、全て平等な存在で、自発的にネットワークを形成しているものなのです。しかし、こうした特徴はあまり軍隊向きではなく、1970年代に入ると UNIXマシンの普及に伴い、インターネットは主として大学や研究機関をつなぐコンピュータ・ネットワークとして発展していきました。日本では、1984年にJUNETというネットワークが結成され、全国の大学を結ぶ mailやnewsのサービスを始め、これが現在の日本のインターネットの始まりでした。このようにインターネットの成長は、特定の政府や企業が中心になって開発したわけではなく、多くの大学や研究所の研究者たちが半ばボランティアとして働いて築き上げたものなのです。
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